先日、長男のフォルマシオン・ミュジカルの担当の先生から、保護者メールアドレス経由で生徒に連絡がありました。コンセルヴァトワールは、基本的に保護者のメールアドレスに連絡が来ることになっています。
そういったメールはすぐに子供のメールアドレスに転送するのですが、添付されていた課題は私も見ることとなります。ということで、ソルフェージュの課題と分析の課題を見せてもらいました。
中学生の子供は、普段は聞いても何をやっているのか教えてくれませんから、こうやってメールで連絡が来るということは、授業でやっていることを垣間見るチャンスでもあります。
長男は、現在7年目のクラスにいます。コロナの時に1年ダブったため学習は8年目ですが、クラスには始めてから7年目の生徒がいるということです。そして第二課程3年目にあたり、5月には課程修了試験を受けることになっています。
分析は6小節の短い旋律にピアノ伴奏がついたもの。調性判定と旋律分析、和声分析です。短い曲という事もあって旋律分析は非常に単純なものですが、そういう見方ができればこの先楽曲分析につながるなと思えるものです。
和声分析には和声の数字付、度数の他に「和声外音とその種類を記せ」というものまであります。音楽を専門にやった大人が見ればわかる程度の簡単なものではありますが、中学生がここまで理解できていれば楽曲の読み方は変わるだろうなと思いました。
そしてソルフェージュの読みの課題は、色々な音部記号を使った、しかもあちこちに罠が仕掛けてあるような若干アクロバティックなものでした。これを中学生(クラスには高校生もいるとは思います)がやっているって、「すごい」という言葉しか出てきません。そもそも私は14歳の時にハ音記号は存在を知っていて読み方の規則は知っていたものの読めてはいなかったので、それだけで密かに偉いと思ってしまいます。
この課題をこなせることが第二課程終了の内容のはずですが、うちの子はさほど好きでもなく、したがって家での勉強もあまり真剣にはやっていません。大丈夫なのか?とも思いますが、修了試験そのものが先生が認めないと受けられないものなので、別のメールで試験の日程が送られてきているということは「受けられるだけの力がある」と認められていることなのかなと解釈しています。
小学生の頃はリズムをきっちりできるように練習させていたので、その頃の基礎が生きているのかもしれませんね。
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